第一章 大学入試で得点できる勉強法とは?

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第一章 大学入試で得点できる勉強法とは?

 

現状を受け入れ、本当のことを見抜く目

 

とりあえず目の前にある多くの課題やプリントを、ただやみくもに一生懸命にこなしたからといって、大学入試で得点できるようになるわけではありません。

大学受験勉強をする際に必要なことは「自分で考える」こと。勉強する順番にしろ、勉強内容にしても、自分で考え理解した上で前に進めていくことが大切なんです。

 

次のようなことを聞いたことありますよね?

 

「ここはよく出るから暗記するように」

「この単語は覚えなさい」

「小テストするから、ちゃんと覚えてくるように」

 

学校での小テストや定期テスト。テストだから、勉強しなければ点はとれないし、学校の成績に関係があるので、必死になって覚えますよね。ノートに何回も何回も書いたり、下敷きで隠して覚えたり、友達とクイズ形式にして覚えたり。

学校の定期テストは、試験範囲が限られているし、学校の先生もテスト範囲について、授業中にいろいろとヒントをくれるので、あまり深く考えなくても、的を絞って勉強を進めることができて暗記もしやすいものです。

クラスメートの中で、学校の定期テストで全科目にわたり高得点を取っている人の場合は、まず、先生が授業中に「ここ大切だから」とか、「ここはよく出る」といった部分を完璧といっていいほど暗記しています。そして、授業でやった問題を繰り返し解いたり、教科書に出てきた単語や文法をひたすら覚えたりするわけです。

 

でも、冷静に考えてみてください。

自分の第一志望の「大学の受験科目」に、「定期テスト対策を行なっている科目」が課されていないのであれば・・・。とりあえずひたすら覚えたことは、たとえ学校のテストで満点近く取ったとしても、第一志望大学の入試問題で得点できることとは全く関連性がないのでは?

 

たとえ、自分の第一志望大学の受験科目であったとしても、そのように頑張って学校の授業と目の前の小テストや定期テストのための丸暗記を繰り返していても、それ自体が、大学受験での得点カアップに結びつくわけではないのです。

もしかしてあなたも、なんとなく気づいていたのかもしれません。「定期テスト前に、単なる丸暗記を繰り返して、テストが終わったらすっかりと忘れるということを繰り返しても、永遠に大学入試問題で合格点をとれるようにもならないし、それどころか、大学受験に必要な基礎を築くことすらできない」と。

自分で考える事をあまりしないで、とにかく目の前に与えられたものを暗記暗記。数学の場合、計算過程でよく分からないところがあっても「とりあえず」丸暗記してしまえば、それとそっくりの問題が定期テストに出るので、覚えたままを書けば得点できる。

英語にしても、英文の構造が分からなくても、文法事項など正確に理解していなくても、とにかく、教科書の「訳」、しかも、教科書ガイドに載っているような「意訳」を、丸暗記して定期テストに臨めば、かなりの得点が取れてしまう。逆に丸暗記しないで、まともに読んで解こうとすると時間が足りなくなってしまったり、型通りの解答をしなければ、大学受験では評価されるような答案であっても、定期テストでは、不正解になってしまう場合もある。

冷静に考えてみると、考えることが要求される大学入試では、丸暗記型の勉強方法では、いくら頑張っても、ぜんぜん得点に結びつかないのです。

さらに、もっと悪い事があります。よく理解していなくても、丸暗記で高得点を取ってしまうと「私は、英語が得意だわ!」なんて勘違いしてしまう。実際は英文の構造をよくわかっていないまま、教科書の訳を丸暗記して、そのまま答案用紙に記入して高得点を取っただけなのに。

でも、実際に、定期テストで高得点を取って、周囲から「すごいね。英語、すごく得意なんだね」と言われてその気になってしまうような人であれば、定期テストで得点できてしまったことが、大学受験にはむしろマイナスに作用してしまうことさえあるのです!

テスト直前に丸暗記した学校の定期テストの内容は、一~二週間もたてば、すっかり忘れてしまうもの。目の前のテストで点を取るだけのための詰め込んだ知識であったなら、目の前のテストが終わると、すぐに忘れてしまうのは当然です。

 

しかし、定期テストのため、というよりも、日常、勉強している中で、たまたま疑間に思う箇所が出てきたとします。定期テストのためというわけではなく、単純に疑間に思って自分で必死に考え、それでも分からないところがあって、参考書やネットで調べたり先生に聞きに行ったりして理解したところは、テストが終わってもずっと覚えているものだし、受験の時も確実に得点できるんです。

でも、学校の定期テストのためだけに、あまり考えないでただ覚えたことは、定期テストで得点できたとしても、大学入試では得点に結びつくことはあまりないのです。

 

「自分でよく考えて、理解して覚えた」ことと「よく考えないで、とにかく丸暗記した」ことは、全く違うんです。大学入試で得点できるのは、前者なのです。

「捨てる」ことの重要さ

 

自分でよく考える機会よりも、こなしきれないほどの多くの教材を与えられ、多くの宿題が出て定期テストが絶え間なくやってくる。

そんな環境に身をおくと、考える事よりも、よく考えないで「ただひたすら処理する」ことに終始してしまうのも仕方がないのかもしれません。

そういった習慣は、小学校、中学校で身につけさせられた人も多いことでしょう。通っていた学習塾では大量のテキストを与えられ、学校でも、教科書以外の大量の副教材やプリントが与えられ、やたらめったら課題ばかり出されてきたのではないでしょうか。

そんなに大量に課題が与えられて困っている子供を見て、「うちの子は勉強をやっている」と逆に安心してしまう親さえいます。それが子供の勉強法に悪影響を与えることさえ、思いもせずに。

 

でも、実は、過剰な課題は、学力を身につけることにマイナスに作用するのです。

中学校までは学習する内容がそれほど高いレベルではないため、大量に課題を与えられて、丸暗記に終始したとしても、何とかこなせてしまう場合もあります。そのため、高校に入学後も「目の前に与えられた全てのことに対し一生懸命に頑張ることがいいことだ」という発想が染み付いてしまっている人が多いのです。

しかし、大学受験レベルの内容になると、理解すべき内容が複雑で、覚える量も半端ないため、「全てのことに全力を尽くして頑張る」といった姿勢では全く歯が立たなくなってしまうのです。そうしようとすればするほど、全てのことが中途半端になって、何も残らない。

 

そのため、大学受験に向けては「捨てる」ことが重要になってきます。

大学受験の一般入試で得点に結びつくことだけに絞って、それ以外は思い切って捨て、今、やるべきことをできるだけ最小限にして、それを徹底的に繰り返す。目標に対して、必要がないと思われるものをできるだけ捨てて、必要なものだけに絞って、それをより深く丁寧に学んで自分のものにしていく。

このようにしていくと、大学入試で着実に得点できる力が身についていくのです。

必要な科目を勉強するときにも「捨てる」ことは重要です。

例えば、 同じ科目の同じ単元の問題集を三冊持っているとすれば、二冊は捨てて一冊に絞る。三冊の問題集を一通りやるよりも、一冊の問題集を丁寧に、よく考えて 三回繰り返したほうが、大学入試で得点できるようになるからです。

 

あなたは、基本問題を「完璧に」出来ない状態なのに、標準問題、応用問題に手を出していませんか?

それが解けなくていつまでも悩んで、貴重な勉強時間を無駄にしてはいませんか?

 

悩んでいる時間に、もっと基本問題に戻って、基礎的内容をより深く丁寧に勉強しておくことを優先した方が、模擬試験などで、きっともう少し良い点数がとれるはず・・・。

 

この「受験基礎が大切」ということの重大さに気づくのが遅ければ遅いほど、だいぶ時間を損してしまうのです。

 

 

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